在銘 四分一地象嵌 笹に鶺鴒図花瓶
在銘 四分一(しぶいち)地 象嵌(ぞうがん)笹に鶺鴒(せきれい)図花瓶でございます。
四分一地に金銀の平象嵌で描いた笹はとても美しく、
赤銅を施して描いた可愛らしい鶺鴒の何かを見つけたような眼光鋭い目が印象的です。
日本神話では鶺鴒がイザナギとイザナミに夫婦和合の営みを教えた旨の記述があり、
婚礼時の調度品に鶺鴒台があるのはそれに由来しているそうです。
本作品の図柄に使われている鶺鴒は神の鳥として、縁起が良いとか
いじめたり捕まえてはいかないとか日本各地でさまざまな言い伝えがあります。
有名な武将 伊達政宗も鶺鴒を図案化して花押(かおう)に使われていたそうです。
<サイズ> 16㎝×16㎝ 高さ30.6cm