金 三獅子 帯留

金 三獅子(さんじし) 帯留(おびどめ)でございます。
刀装具のモチーフにも多く使われる獅子ですが、愛らしいデザインに仕上がっています。

装飾性の高い帯留は江戸後期から見られるようになります。
幕末から明治初期にかけては、芸者衆の間で流行し、客の男性の刀の小柄・目貫・柄頭などの刀装具や煙草入れなどを帯留に作り替えて用いたようです。
1876年(明治9年)廃刀令以後、職を失った刀装金工らによって不用になった刀装具を帯留に作り替えたり、帯留などの日用品を作り始められました。
刀装具からの転用や新たに制作されて多く流通するようになったことで様々なデザインの帯留を使用されることが多くなりました。

<サイズ> 3.3㎝×1.5㎝