逸見東洋(へんみとうよう) 香盆

逸見 東洋(へんみ とうよう)香盆(こうぼん)でございます。

逸見東洋は明治から大正にかけて活躍した工芸家です。
幼い頃から器用であった逸見東洋は素晴らしい技量を持ち、「明治正宗」と称される刀工になりました。
しかし、廃刀令の影響を受けて多くの刀工が廃業に追い込まれる中、東洋は木彫・竹彫・漆芸も幅広く手がけるようになります。
特に堆朱(ついしゅ)に才能を発揮しました。
刀身彫刻を得意とした東洋は彫技が素晴らしく細密精緻な作品を残しています。

本作品はあたかも竹で編み込んだように彫り込まれた木製の香盆です。

<サイズ> 25.3㎝×28㎝ 高さ2.7㎝