鉄地金銀象嵌 牡丹に蝶図扇形箱

鉄地象嵌牡丹に蝶図扇形箱

鉄地金銀象嵌(ぞうがん) 牡丹に蝶図扇形箱でございます。

牡丹は百花の王、蝶は生まれてから成虫になるまで姿を変えることから復活の象徴
そのため、牡丹に蝶は吉祥のモチーフとして花札や絵画・工芸品に見られます。

箱の中央部分には花びらの細かな線まで丁寧な彫りを施した牡丹の花が美しく咲いています。
傍らには牡丹の香に誘われた可憐な蝶を扇形の上部には里山の風景を
箱の側面には藤の花が金銀象嵌で施されています。

無銘ですが、どの方向から見ても美しい仕事の良い作品です。

<サイズ> 13.5㎝×10.0㎝ 高さ5.1㎝