京都黒田製 象嵌 菊花図花瓶 一対

京都黒田製 象嵌(ぞうがん) 菊花図花瓶でございます。
京都黒田は京都でも名のある美術工芸師のひとりで博覧会で受賞を重ねた黒田帰一（くろだきいち）の工房。
欧米では高く評価され、当時の京都では一番高価な工房と言われていました。

本品は一対の銅地の花瓶でそれぞれに異なるデザインの高肉象嵌(たかにくぞうがん)で菊の花を配されています。
菊の花言葉は皇室の象徴として用いられていることに由来し、「高貴」「高尚」と言う意味があります。
凛として咲く菊花は銀象嵌、茎・葉も単調にならないよう色金(いろがね)で彩り、丁寧に彫りを施してある美しい作品です。
作者銘はございますが作者の詳細は不明です。

＜サイズ＞　
径　１0ｃｍ
高さ　１８．８ｃｍ