湯川芳山 銀・四分一象嵌 花鳥図箱
湯川芳山(ゆかわ ほうざん) 銀・四分一象嵌 花鳥図箱です。
湯川芳山は明治11(1878)年、新潟生まれで名を金蔵といいます。没年は不詳です。
明治26(1893)年から明治33(1900)まで海野勝珉に師事しました。
純銀製、蓋部分に四分一地をあしらってあります。
椿は厳しい寒さの中でも凛として咲くことから生命力が強い花として縁起の良い花と言われています。
器体の中央に美しい椿、枝に止まる小鳥の様子を色金を巧みに使い丁寧に彫りを施した上品な逸品です。
蓋右下に芳山刻(花押)、底面左下に純銀、尚美堂と刻印があります。
<サイズ>
14.2cm×10.9cm
高さ 4cm