野上龍起 銅亀＜共箱付＞

野上龍起（のがみりゅうき）銅亀（どうかめ）でございます。
野上龍起【1865-1932】は明治から昭和前期に活躍した鋳金家で亀の置物で有名で「鋳造の亀」と称される名工です。
師は精巧な蝋型鋳造を得意とした大島如雲（おおしまじょうん）です。
1900年パリ万博への出品、東京美術学校委嘱製作皇居前の楠公像や上野公園の西郷隆盛像の鋳浚（いさらえ）仕上に携わりました。

亀の甲羅や肌の質感やシワ、爪の鋭さ等細部まで拘り、水辺にあれば本物の亀と思われるほどの精緻な出来映えです。
手のひらに乗るサイズでかわいらしい亀の作品です。

＜サイズ＞　
１１．1ｃｍ　×　５．８ｃｍ
高さ　３．３ｃｍ