~金工作品に使用される地金の種類~

明治金工は金属を加工した作品になります。
使用されている地金の種類をご紹介します。
地金により加工技術の難易度や作品の価格、雰囲気が異なります。

鉄(Iron)

色は黒色で、黒鉄(くろがね)とも言われ
鉄が最も固く、加工が難しいとされています。

右記は鉄で制作された商品の一例で
「明珍 鉄打出 翁面飾箱」です。

明珍 鉄打出 翁面飾箱

銀(Silver)

色は銀白色です。

右記は銀で制作された商品の一例で
「銀七宝 下藤図花瓶 千友銘」です。

銀七宝 下藤図花瓶 千友銘 その1

銅(Copper

素銅とも言われます。
地は赤味で、加工により茶色にも朱色にもなります。

右記は銅で制作された商品の一例で
「能川製 象嵌鵜飼い図飾皿」です。

能川製象嵌鵜飼い図飾皿

四分一(しぶいち)

銅に銀4分の1を加えた合金で、銀を4分の1加えて加工するので四分一(しぶいち)とも言われています。
朧銀(ろうぎん・おぼろぎん)とも言われます。

右記は四分一で制作された商品の一例で
「石川勝信 四分一 高僧図香炉」です。

四分一 高僧図香炉

赤銅(しゃくどう)

銅と金と白鎧(しろゆ)の合金で色は黒紫色です。

右記は赤銅で制作された商品の一例で
「能川製 赤銅象嵌 桜花図蓋付小壷」です。

能川製赤銅地桜花図蓋付小壷

山金(やまがね)

不純物を含む自然銅で色は茶褐色です。

真鍮(しんちゅう)

銅と亜鉛の合金で黄銅、鍮石(ちゅうせき)とも言います。

いかがでしたでしょうか。
地金の種類により作品の雰囲気が異なります。
Gallery尚では上記のような明治金工をお取り扱いしております。
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